銀座4丁目交差点の一角に位置するリコーフォトギャラリー「RING CUBE（リングキューブ）」（中央区銀座5、TEL 03-3289-1521）のギャラリー部分がリニューアルオープンして約2週間が過ぎた。

書棚の写真集は閲覧自由

　運営はペンタックスリコーイメージング（板橋区）。同施設は三愛ドリームセンターの8階・9階にあり、入場無料のギャラリーとして運営していた8階部分を昨年8月に一時閉鎖。今年4月25日にラウンジスタイルのギャラリーゾーン「A.W.P」として再オープンした。

　「A.W.P」は写真家のテラウチマサトさんがプロデュースを手掛け、1回の入場料が500円の有料制にした。年間パスポート（3,500円）も用意する。

　ゾーン内のギャラリーでは現在、ウィリアム・ゴットリーブさんの写真展「NYジャズシーン！ An old good time」を開催。ビリー・ホリデイ、ベニー・グッドマン、カウント・ベイシー、ルイ・アームストロング、フランク・シナトラなど往年のジャズ・ミュージシャンたちのポートレート作品25点を展示している。5月27日まで。

　「A.W.P」では写真展鑑賞のほか書棚の写真集も自由に閲覧でき、ソファやテーブルでコーヒーなどのドリンクも楽しめる。

　9階部分は以前同様、最新機種の「GR」に至るまでのリコーの歴代のカメラや関連商品を展示するショールームのほか、ワークショップスペースや若手作家らの作品を展示する「フォトスペース」として運営する。

　同施設所長の池永一夫さんは「メーカーが運営するギャラリーを有料にするのは国内では初めての試み。今までのお客さまの反応が気になったが、おおむね好評」と話す。「写真やカメラを愛好する方たちの社交の場を提供し、銀座という立地にふさわしい価値を生み出したい」とも。

　開館時間は11時～20時。火曜休館。