銀座十字屋(中央区銀座3)は6月4日~6日の3日間、全国楽器協会が制定する6月6日の「楽器の日」にちなんだ特別コンサートを同社9階の十字屋ホールで開催する。
HIDE-HIDE(上)、鳴り物師 秀(左下)、脇丸諄一さん(右下)
初日の4日は「和楽器の魅力」と題した和楽器のライブ。国際コンクールで優勝歴のある中棹三味線と尺八のユニットHIDE-HIDE(尾上秀樹さん=中棹三味線、石垣秀基さん=尺八)、鳴り物師 秀(齊藤秀之さん)、脇丸諄一さん(ピアノ)が出演し、「ソーラン節」「山の魔王の宮殿にて」「DARK EYES」などを演奏する。19時開演。料金は1ドリンク付きで4,000円。全席自由。
翌5日は「ランチタイムコンサート『楽器の日スペシャル』」と題した演奏会で、堀米綾さん、藤田沙弥子さん(以上ハープ)、君塚仁子さん(オカリナ、フルート)、吉野恵蔵さん(ハンドベル)が出演。演奏終了後には来場者が楽器に触れられる体験会も行う。
ランチタイムコンサートは同社が毎週水曜日の12時30分から開いているハープを中心とした無料の演奏会。回を重ねるごとに来場者が増え、現在は毎回80人以上が来場するという。
2006年にスタートし、6月には第350回を迎える同コンサートは、通常は同社8階の銀座十字屋ハープ&フルートサロンで開催しているが、「楽器の日スペシャル」はその拡大版として十字屋ホールでの開催となる。12時30分開演。入場無料。
最終日の6日は「デュオ・グレイス コンサート 高橋多佳子&宮谷理香ピアノデュオ」。ショパン国際ピアノコンクールに入賞した高橋さんと宮谷さんが世界3大ピアノメーカーとして知られるドイツのベヒシュタイン「Model-K」とヤマハ「S-400B」の2台で、デュオ、ソロ、連弾を披露する。演奏曲は「ワルツ~『仮面舞踏会』」(ハチャトゥリアン)、「花のワルツ~『くるみ割り人形』」(チャイコフスキー)、「黒鍵」「エオリアンハープ」(ショパン)ほか。19時開演。入場料は4,000円(1ドリンク付き)。全席自由。
広報担当の山本佳子さんは「銀座十字屋のイベントやコンサートで、『生まれて初めてハープに触れた』と喜んでくださるお客さまも多い。至近距離でハープの演奏を聴くことのできる珍しい機会なので、ぜひ足を運んでいただければ」と話す。