iPhone(アイフォーン)5sと5cの発売日となった9月20日、銀座の中央通りに位置する販売店周辺は、同商品を求める人たちと、これを取り巻く報道陣などで早朝からにぎわいを見せた。
「アップルストア銀座」から京橋方面に伸びる700人以上の 行列
「アップルストア銀座」(中央区銀座3)では、同店前から京橋方面に向かって購入待ちの人たちの長い行列ができ、8時の発売前には700人以上の行列ができた。行列後方の人たちに向けて、スタッフが「5s」の人気カラーであるゴールドの売り切れをアナウンスする場面も。
8時の発売時間には銀座の街に鐘が鳴り響く中を、行列先頭の男性が満面の笑みをたたえ、腕を高く突き上げて入店。その後次々と入場する人たちも、喜びをあらわにスタッフとハイタッチを交わしながら入店した。
「ドコモショップ銀座中央通り店」(銀座6)、「auショップ 銀座」(銀座8)にも、早朝からiPhone新製品を求める人たちが訪れた。
「ソフトバンク銀座」(銀座5)では8時時点で約160人の行列ができ、発売開始直前の7時45分からは発売セレモニーを開催。壇上に上がったソフトバンクモバイルの宮内謙代表取締役副社長兼COOは、5年間に渡って iPhoneを扱ってきた同社の経験の蓄積をアピール。「iPhoneの販売には他社も参入してきているが、(同社には)顧客サービスに従事するiPhoneマスターが20000人おり、情報インフラだけでなく、販売や教育にも自信を持っている」と意気込みを語った。また、ゲストとして女優の上戸彩さんもあいさつした。
同店の行列の先頭で入店し、希望通り「5s」のゴールドと「5c」のピンクを購入した神奈川工科大学3年生の井上拳斗さんは「カメラの連写がすごく早く、長押ししている間、ずっと撮影ができる。指紋認証の設定も簡単だった。色も落ち着いた高級感のあるゴールドで気に入っている」と新しいiPhoneを手にした感想を語った。
「今後もiPhoneなどの発売日には1番を狙ってゆきたい。今日は大学の授業が始まる日で、たぶん1限には間に合わないが、きっと先生も許してくれると思う」とも。