松屋銀座（中央区銀座3）8階イベントスクエアで4月16日、トーベ・ヤンソン生誕100年記念「MOOMIN！ ムーミン展」が始まった。

「MOOMIN！ ムーミン展」のオープニングセレモニーで行われたテープカットの様子

　「ムーミン」はムーミンの原作者と知られるトーべ・ヤンソンさんが書いた9冊の童話に「ムーミントロール」として登場し、その後、コミックや絵本、アニメーションなどを通して世界中に広がっていったキャラクター。

　同展では、タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館が所蔵するムーミンの挿絵原画やスケッチ、習作など日本初公開の約150点を含む約200点のオリジナル原画や、立像、ムーミン谷のジオラマ、映像を通してムーミンとその仲間たちの魅力を紹介する。

　初日の9時30分から開催されたオープニングセレモニーには、アニメーション「楽しいムーミン一家」でナレーションを担当した白鳥英美子さん、ムーミントロール役の高山みなみさん、ミイ役の佐久間レイさんが来場。主催者であるタンペレ市立美術館のタイナ・ミュッルハルユ館長のあいさつの後、会場入り口前でテープカットが行われた。

　ミュッルハルユ館長は「トーべ・ヤンソンの作品は、今も私たちに感動を残し続けている。原画や習作、絵画など、タンペレ美術館のコレクションを楽しんでいただければ」と話した。

　物販コーナーでは、原画モチーフのステーショナリーやテーブルウェア、雑貨などの展覧会限定品や先行販売品、ムーミン谷博物館グッズなどを販売する。

　開催時間は10時～20時（最終日は17時まで）。入場料は一般＝1,000円、大学・高校生＝700円、中学生＝500円、小学生以下＝無料。5月6日まで。