富士フイルム旧本社跡地に商業テナントビル-33店舗が出店

今春銀座・並木通りにオープンする「銀座Velvia館」の完成イメージ図

今春銀座・並木通りにオープンする「銀座Velvia館」の完成イメージ図

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 富士フイルム(港区)は銀座2丁目の同社所有地に4月19日、商業テナントビル「銀座Velvia(ベルビア)館」(中央区銀座2)を並木通り沿いの「MIKIMOTO Ginza 2」隣にオープンする。

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 同社は1949年から1969年まで、同ビル建設地に本社を構えており「所縁の深いこの土地に都市型商業テナントビルをオープンすることにより、銀座エリアの更なる発展に貢献したい」としている。マネジメント業務は三井不動産(中央区日本橋室町2)が担当する。

 敷地面積は1,413平方メートル、延床面積は13,865平方メートルで、地下2階地上9階建て。外観は、ベルベットのような高い質感のスペースという意のビル名にちなみ、黒い外壁の間から内部の様子を見え隠れさせ「期待感を高めるデザイン」にし、7・8階には光柱を窓側に設置「夜の銀座に光の賑わいを演出する」という。

 出店するテナントは33店舗。「個性的でこだわりのある店舗を集積」したという物販では、インテリアショップ「BALS TOKYO」が2フロア構成で銀座に初出店するのをはじめ、表参道のセレクトショップ「Shinzone(シンゾーン)」がメンズを初展開、ファッションブランド「NOLLEY’S(ノーリーズ)」がメンズ新業態を展開する。また「IENA銀座店」と「EDIFICE銀座店」がコンセプトストア「Le Dome」として移転オープンするほか、ブランド「NOMBRE IMPAIR(ノンブル アンペール)」と「DICO(ディコ)」がshop in shopの旗艦店となる店舗をオープン。服飾雑貨店やシャツショップなども出店する。

 「『銀ぶら』の世界を表現、落ち着きのある多業種店舗」を集めたという飲食テナントでは、コンランレストランの「ICONIC」、西麻布の鉄板焼きフレンチ「a hill(アヒル)」、青山のインド料理「SITAARA(シターラ)」がカバブ(炭火焼)とワイン専門店「Indian Kebab Bar SITAARA AGNI(アグニ)」を展開するほか、西麻布のラーメン店「五行(ごぎょう)」が「銀座の大人を意識」したラーメンダイニング「銀座 五行」を、池尻大橋にある看板のない和食店「KAN」の「銀座KAN」や、バール「デルソーレ」の銀座1号店「銀座バール・デルソーレ 2Due(ドゥエ)」、2004年に「タイの首相賞」を受賞したタイ料理「JAITHAI GINZA(ジャイタイ ギンザ)」などが出店。

 このほか、ヘルス&ビューティー分野では「kakimoto arms」がヘアサロン・メンズグルーミングやヘッドスパを行う複合店舗をオープンする。

 同社は同ビルを通じ「大人が豊かな生活を楽しめる高感度で最先端のサービスを提供していきたい」としている。

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