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銀座のギャラリーで写真展「銀座を愛する写真家たち」-戦前撮影の作品や新作31点

師岡宏次さんの作品「歩行者天国」。1976(昭和51)年撮影。© 師岡宏次

師岡宏次さんの作品「歩行者天国」。1976(昭和51)年撮影。© 師岡宏次

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 銀座4丁目交差点近くにあるリコーイメージングスクエア銀座(中央区銀座5、TEL 03-3289-1521)8階のギャラリーA.W.Pで現在、写真展「銀座を愛する写真家たち」が開催されている。

写真展「銀座を愛する写真家たち」の会場風景

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 同展は戦前から戦後にかけて50年間にわたって銀座を撮り続けた写真家・師岡(もろおか)宏次さんの生誕100年をきっかけとして開催されたもの。「銀座」という共通の舞台を、師岡さんのほか、テラウチマサトさん、パリ在住のフィリップ・サルーンさん、エリオット・アーウィットさんの息子であるミシャ・アーウィットさんという、活動する時代も国籍も違う4人の写真家の作品で構成する。

 師岡さんの作品は、1935(昭和10)年~1976(昭和51)年に撮影された銀座の街を行き交う人たちのスナップ写真13点を展示。テラウチさん、サルーンさん、アーウィットさんは、2014年に銀座で撮影した新作を各6点ずつ展示する。価格帯は8,640円~4万3,200円。

 写真作品のほか、師岡さんが、1976年(昭和42)年に8ミリフィルムで銀座を撮影した映像作品「銀座八丁」も上映する。

 同施設所長の池永一夫さんは、「写真に写った銀座を行き交う人たちの表情はにこやかで楽しげで、昔も今も変わらない。4人の写真家のメッセージ性やスナップの醍醐味(だいごみ)が感じられる展示になっている」と話す。

 「師岡さんの作品に、現在活躍する3人の作家のユーモラスで時にウイットに富んだ作品が加わったことで、より多面的で充実した展示になった。銀座というテーマだけでなく、作家それぞれの世界観も楽しんでいただければ」とも。

 開館時間は11時~19時(最終日は16時まで)。火曜休館。入場料は510円。11月16日まで。

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