銀座の書店「教文館」(中央区銀座4)9階のウェンライトホールで、毎年恒例のイベント「ハウス・オブ・クリスマス」が催されている。
今年で10回目を迎える同イベントだが、同書店独自の企画としては7回目。当初は商品のほとんどがドイツからの輸入品だったが、現在ではフランス・北欧などヨーロッパ各国の取引先が増え、約40社から商品が届く。約150平方メートルのスペースで、ヨーロッパから直輸入のクリスマス関連グッズを中心に約3000点を展示販売する。
近年のヒット商品は、トナカイの絵柄の「スプーン付マグカップ」(583円)、「テーブルに置くペーパーナプキンとしても使える」というクリスマスの絵柄の「デザイントイレットペーパー」(648円)、ドイツ・ザクゼン地方の名産「プラウエン・レース」の「クリスマス・オーナメント」(308円~)など。
ほかにも、フランス製の手巻きオルゴール、北欧のクリスマス用テーブルウェア、「キリスト降誕」や「雪景色の馬車」などのスノードーム、鉄板にスズをメッキしたドイツ製の復刻ブリキ玩具、ドイツの職人手作りの木製のオーナメント、サンタクロースやトナカイ、天使などの陶器の置物、クリスマスカードなどが並ぶ。
期間中、土曜・日曜・祝日の13時~17時には木製手回しオルガンの演奏が行われている。3連休最終日の11月24日も、同館1階の松屋通り沿い入り口前で手回しオルガンの演奏に足を止め、無料で配られる「ラッキーチャームコイン」がもらえるカードを手に同館へ入っていく来場者の姿が見られた。
同社催事担当の長井史音(しおん)さんは「もっと多くの方に期間限定のイベント会場に足を運んでもらいたいとの思いから、昨年から手回しオルガンの演奏を始めたところ、『懐かしい音色だった』『楽しい気持ちになれた』など驚くほど多くの反響を頂き、おかげさまで来場者も大変増えた」と話す。「きっとお気に入りのアイテムが見つかると思うので、ぜひ足を運んでいただければ」とも。
開催時間は11時~20時。12月25日まで。