長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」(中央区銀座5)で4月から、「しあわせ信州朝クラス」と題したシリーズイベントが開催されている。
同イベントはこのところ注目されている「朝活」に焦点を合わせ、出勤前の時間に「信州スタイル」の朝食と「自分磨きのための学びの時間」を提供することを通じて、信州食材のPRや新たな信州ファンを獲得することを狙ったもの。銀座・丸の内・日比谷周辺に通勤し、健康的な食生活やライフスタイルに関心の高いサラリーマンやOLを主なターゲットに想定する。
全6回のうち、1・3・5回は著名人をゲストに迎えた「朝クラス講演会」、2・4・6回は「朝食づくり体験」や食材生産者等との交流イベントなどを予定する。朝食に使った食材などの土産付きで、1回のみでも6回連続でも参加できる。
4月24日に開催された第1回では「減塩と野菜の旨(うま)味」をテーマに、「土鍋炊き長野米ごはん『たべくらべ2種』」「高野豆腐入り信州の旬菜『具だくさん味噌(みそ)汁』」「信州黄金シャモの照り焼き」などの朝食が提供され、生産者等からの説明や、ゲストによる講演会が行われた。参加者の4分の3を女性が占め、30代~40代を中心に、20代前半~50代後半の幅広い年齢層の人たちが参加したという。
同アンテナショップの熊谷晃所長は「今回の企画は大変好評で、現在は第5回に若干の空きがあるのみで、そのほかは既に申し込みを締め切ってキャンセル待ちの状態。第2期コースの開催についても検討を始めている」と話す。
「男女ともに長寿日本一となった長野県の朝ごはんを食べながら、健康を生み出す信州の食文化に込められた知恵とともに、今後の地方と都市のあり方について学んでいただければ」とも。