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東京・京橋のフィルムセンターで外国無声映画6作品 弁士・伴奏付き上映も

「シネマの冒険 闇と音楽2015」で上映される「思ひ出」

「シネマの冒険 闇と音楽2015」で上映される「思ひ出」

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 東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋3)で10月6日~11日、無声映画上映会「シネマの冒険 闇と音楽2015」が開催される。

「シネマの冒険 闇と音楽2015」で上映される「毆(なぐ)られる彼奴(あいつ)」

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 20年以上前から毎年秋口に開催している同企画。今回は同センターが所蔵する外国無声映画の中から、戯曲「蝶々婦人」を映画化した「ハラキリ」、エルンスト・ルビッチ監督の最後のサイレント作品「思ひ出」、「懦夫(だふ)奮起せば」「毆(なぐ)られる彼奴(あいつ)」など6作品を選び、新たに日本語の字幕を付けて上映する。

 各作品2回ずつの上映のうち各1回は「弁士付き上映」や「伴奏付き上映」となり、弁士(べんし)の語りや音楽の生演奏と共に作品を鑑賞することができる。

 弁士は1972(昭和47)年に故・松田春翠(しゅんすい)さんに入門し、現在、弁士の第一人者として国内外で活動している澤登翠(さわと・みどり)さんと2000年に弁士としてデビュー後、映画祭や寄席などに出演している坂本頼光(らいこう)さんが、伴奏は湯浅ジョウイチさん、鈴木真紀子さん、柳下美恵さん、長谷川慶岳(よしたか)さんが担当する。

 同センター研究員の大澤浄さんは「無声映画は弁士の語りや音楽伴奏とともに鑑賞すると、驚くほど情感たっぷりで理解しやすく、作品の良さが際立つ」と話す。

 「無声映画や弁士が活躍した時代を知らなかった、忘れていたという方々にも好評をいただいている企画なので、ぜひこの機会に足を運んでいただければ」とも。

 入場料は一般520円(弁士・伴奏付き上映の回は一般1,050円)ほか。

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