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無印良品有楽町で「年送り、年迎え」展 しめ飾りや縁起物の郷土玩具117点

「暦と過ごす『年送り、年迎え』展」の会場風景

「暦と過ごす『年送り、年迎え』展」の会場風景

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 無印良品有楽町(千代田区丸の内3)2階の「Open MUJI Tokyo(オープン ムジ トーキョー)」で現在、「暦と過ごす『年送り、年迎え』展」が開催されている。

ご当地しめ飾り

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 「人々の暮らしに寄り添ってきた和の暦」を紹介する同展では、天井からつったバナーで日本各地の風習や祭りなどを紹介するほか、東北・中部・関東・関西・中国・四国・九州のご当地しめ飾りや2012年から無印良品が正月限定で販売してきた「福缶」の中から選んだ「八幡馬(やわたうま)」(青森県八戸市)、「三春張り子 福招きさる」(福島県郡山市)、「とやま土人形 犬と瓢箪(ひょうたん)」(富山県富山市)、「宮島張子 ヤマガラ」(広島県廿日市市)、「のごみ人形 かえり猿」(佐賀県鹿島市)といった縁起物の郷土玩具など117点を展示する。

 関連イベントとして、稲わらを使ってしめ飾りを作るワークショップや、「しめ飾り研究家」の森須磨子さんのトークイベント「お正月を豊かにするしめ飾り入門」なども開催する。イベントの詳細はホームページで確認できる。

 Open MUJI Tokyoシニア・キュレーターの鈴木潤子さんは「日本では季節と共に、風土や文化に寄り添った和の暦によって生活が定められてきた。特に年末年始は暮らしを整える重要な節目とされてきたが、近年の効率化や簡素化の波に押され、ただでさえ忙しい現代人にとって丁寧に年を送り迎えることがより難しくなりつつあるように思う。『もの』と『こと』の関係性を今一度見直してみることで潤いのある時間を過ごすことができるのではないかと考えた」と話す。

 「ものに込められた思いや知恵は今も、日本の暦や生活習慣、祭りや行事として多彩な風土や暮らしぶりに現れている。そういった日本人の細やかな視点やおおらかな発想の豊かさに着目し、テキストや展示物で紹介している。Open MUJI Tokyoを訪れた方が一年の締めくくりと新年を迎えるに当たり、すがすがしくも福々しい気持ちになっていただけたらうれしい」とも。

 開催時間は10時~21時。1月11日まで(1月1日は休業、12月31日と1月2日は18時まで)。入場無料。

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