1922(大正11)年創業の和菓子店「木挽町よしや」(中央区銀座3)が、イートインのできる「甘味よしや」(銀座3)をオープンして約5カ月がたった。
「木挽町よしや」は先代からの味と技術を守り、煉切(ねりきり)で作る手のひらサイズの「花ずし」「果物かご」などの創作和菓子が名物。生地から全て手作りのどら焼きは北海道十勝産小豆を使い、「しっとりとした皮」と「甘さ控えめの餡(あん)」が特長という。
「木挽町よしや」の近くの物件に空きができたことから、イートインができる「甘味よしや」のオープンを決めた。席数は22席。
「甘味よしや」のオープンに合わせて考案したというメニューは「あんみつ」(650円)、「クリームあんみつ」(750円)をはじめ、「くず餅」「おしるこ」「白玉あずきアイス」「三色アイスクリーム」(以上650円)などの「和スイーツ」。ほかに「お雑煮(ミニ甘味付き)」(800円)や旬の食材を使った食事メニューも用意する。
4月18日からは夏季限定で、愛媛県西条市にある石鎚山の水を使った「水餅」(400円)を一日数量限定で販売している。提供終了日は未定。
「木挽町よしや」の斎藤大地さんは「『甘味よしや』は『木挽町よしや』の常連客をはじめ、歌舞伎座帰りの方や近隣のビジネスパーソンにご利用いただいている。女性客が中心だが、男性のお一人さまでのご利用も多い」と話す。
「黒蜜きなことゆず蜜のトッピングが選べる『食べる水』の和スイーツ『水餅』は完売になる日もあり、好評。見た目も涼しげでこれからの季節におすすめ。ゼリーとも寒天とも違う、独特の食感をぜひ一度ご賞味いただければ」とも。
「甘味よしや」の営業時間は11時30分~18時。日曜・祝日定休。