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銀座に「松崎煎餅」のフラッグシップショップ 瓦煎餅の専門フロアも

「銀座 松崎煎餅 銀座すずらん通り店」で販売する瓦煎餅「桔梗模様」

「銀座 松崎煎餅 銀座すずらん通り店」で販売する瓦煎餅「桔梗模様」

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 「銀座 松崎煎餅(せんべい)」のフラッグシップショップ、「銀座 松崎煎餅 銀座すずらん通り店」(中央区銀座5)が10月15日、オープンした。経営は松崎商店(銀座4)。

「銀座 松﨑煎餅 銀座すずらん通り店」で販売する瓦煎餅「柿」

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 同店は、ビルの建て替えに伴い来年1月末に営業を終了する現在の「銀座本店」の後継店舗としてオープンしたもの。

 地下1階は、小麦などを原料に使い、鉄の鋳型で焼く「瓦(かわら)煎餅」が松崎煎餅の「顔」であることをアピールするため、瓦煎餅の専門フロアとなっている。同店の瓦煎餅は型が三味線の胴の形をしていることから、「三味胴」と名付けられ、表面には焼き印や蜜で四季折々の江戸の風情や花鳥風月などの絵柄が描かれている。

 専門フロアでは、季節ごとに12種類の「三味胴」を取りそろえるほか、アーティストとコラボレーションする「アーティスト×松崎煎餅」シリーズやキャラクターものの瓦煎餅などを1枚(130円~)から販売するほか、「江戸瓦暦」(8枚入り=1,080円、16枚入り=2,160円)などの商品も用意する。

 同フロアでは常時、瓦煎餅の「焼き」や「絵付け作業」などの製造過程の映像を上映するほか、戦争中に当時の当主が「どうしても手放せない」と供出せず、地中に埋めて隠したという、煎餅の焼き型なども展示されている。

 同社副社長の松崎宗平さんは「銀座すずらん通り店のコンセプトは『煎餅の再定義』。チョコレートやケーキなどたくさんのスイーツがある中、四季折々の風物を感じることができる瓦煎餅で真っ向勝負を挑みたい」と話す。「これまでご愛顧いただいた歴史を踏まえ、次の200年を見据えて挑戦を続けていきたい」とも。

 営業時間は11時~19時。

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