築地本願寺にあるブディストホール(中央区築地3、03-3546-6955)で7月27日から29日までの3日間、ジャズ、アート、落語のパフォーマンスイベント「築地Jazz寄席2007」が開催される。
同イベントは、国内外で活躍する若手からベテランまで個性もスタイルも異なるジャズプレイヤーたちが集まり、「寄席」スタイルで代わる代わるステージに上がるというもの。「寄席」らしく、本家の落語家やダンボール彫刻、人形劇師といったアーティストが加わってのセッションも行われる。
イベントを企画・主催するCREATIVE office TABINAHONコミュニケーションプランナーの布村敦さんは「落語とジャズ。この二つが好きだという人は多いので、コラボレーションできたら面白いと考えた。会場となるブディストホールは164席とキャパは小さいが、それだけに目の前で臨場感のあるパフォーマンスを楽しんでもらえるはず」と話す。
イベントタイトル同様、ジャズと話芸のセッションが楽しめるのが、28日夕席(16時30分開演)の「らくごとJazz」。映画音楽やTVのテーマ曲を手がけ、父・谷川俊太郎さんとのセッションでもおなじみのピアニスト谷川賢作さん、新作から古典落語まで独自のアレンジと演出で魅了する若手落語家の林家彦いちさんが出演する。
28日・29日に行われる昼席では、親子で楽しめるジャズとアートのコラボレーションプログラムを企画。会場の子どもたちに参加してもらい、ジャズ演奏をバックにステージ上で大きなビニールにペインティングをするなど即興アートを予定している。「1度にいろいろなアーティストのパフォーマンスが楽しめ、アートや落語とのコラボレーションもある面白いイベントなので、ジャズファンだけでなく夏休みの親子連れや初めてジャズを聴くという人にも楽しんでもらいたい」(布村さん)とも。
開演時間は、昼席=13時、夕席=16時30分、夜席=18時30分。全席自由にてチケット発売中。告知ポスターを絵柄にしたオリジナル手ぬぐい付きの「1日券」(7,777円)もある。