飲食店の経営などを行うミュープランニングアンドオペレーターズ(港区)は9月1日、同日オープンする商業ビル「マロニエゲート」10階に新業態のタイ料理店「JIM THOMPSON’s Table Thailand」をオープンする。
ジム・トンプソンさんは伝統工芸品ながら衰退の一途を辿っていたタイシルクの復旧に尽力、同ブランドがハリウッド映画「王様と私」の衣装として採用されたことなどから欧米を中心にタイシルクの認知が広まり、現在ジム・トンプソンブランドは東南アジア唯一の世界的ファブリックブランドとして知られる。
トンプソンさんはもてなし好きな人物としても知られ、開催したパーティーを再現したレストラン、カフェをタイ、マレーシアに現在4店舗展開。日本初のジム・トンプソンレストランとなる同店の店舗面積は約47坪。店内デザインはモノトーンを基調にジム・トンプソンブランドのタイシルクアイテムをふんだんに用い、フラワーアレンジメントを組み合わせた「リゾートホテルのような空間」(同社)になるという。
タイから招いたシェフが作り出す料理は「大山鶏とココナッツミルクのスープ」(1,200円)、「真鯛のグリル スパイシーレモングラスソース」(1,600円)、「タイ風若鶏のグリル ナムチムヂェオソース」(1,500円)、「グリーンカレー」(シーフードまたはチキン。共に1,600円)など。盛り付けにもジム・トンプソンの世界観を取り入れ、「比較的ローカルで素朴なイメージの強かったタイ料理を全く新しい『ごちそうタイ料理』として提案」する。ランチタイムには15~20品の料理を楽しめるビュッフェ(1,800円)を提供するほか、ディナータイムには2,800円からのコースも用意する。席数は64席で、想定客単価はディナー=4,900円。
同店はF1層~30代のキャリアOLをターゲットに、同ブランド全体の認知度アップを狙う。
営業時間は11時~23時。