銀座・コリドー街に新商業ビル-ライブレストラン「KENTO’S」も

9月20日にオープンする「ニッタビル」外観。「旧新田ビル」の外装や半円アーチ窓を再現「クラシックから未来への時代の変化を表現」したという。

9月20日にオープンする「ニッタビル」外観。「旧新田ビル」の外装や半円アーチ窓を再現「クラシックから未来への時代の変化を表現」したという。

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 9月20日、銀座・コリドー街沿いにオープンする商業施設「ニッタビル」(中央区銀座8)の内覧会が9月18日、マスコミ関係者を招いて行われた。

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 同ビルは1930年に建設された、工業用伝動ベルトやゴム製品の製造などを手がけるニッタ(本社=大阪府大阪市)の東京支店で、当時としては最高の耐震技術を用いた外装タイル貼りの地下2階地上5階建て。外観は半円アーチを多用したスペイン式で、雑誌や映画撮影などに用いられるなどモダンなビルとして知られていた。建て替え後の同ビルは地下2階、地上10階建て。延床面積は約7,536平方メートルで、外観は1階部分に「旧新田ビル」の外装や半円アーチ窓を再現、2階以上にガラスのカーテンウオールを用い、「クラシックから未来への時代の変化を表現」したという。マネジメントは三井不動産(中央区日本橋室町2)が行う。

 フロア構成は、地階=スパニッシュ・イタリアンの「リゴレットキッチン」、ウイスキー蒸留所をコンセプトにイギリス産ビールやローストビーフなどを提供するパブレストラン「ローストビーフ&パブ スコティッシュグラマー」、1階=日本初上陸、同店限定など30種類以上のビールを楽しむことができるビアカフェ「ベルジアン・ビア カフェ アントワープ シックス」、2階=もつ鍋を韓流にアレンジした鍋などを提供する「韓流鉄板鍋 鐡韓」、3階=とらふぐを使用、同店ではより魚体の大きさ・産地にこだわり料理を提供するというふぐ料理の「玄銀(くろかね)」、鉄板焼き「鉄板や 上方御堂」など、4階~6階=ニッタオフィス、7階=店内に滝が流れる和食店「水の和座 山葵」、掘りごたつ席なども備えた刺身居酒屋「うおや一丁」、8階=全室完全個室で「エビ」にこだわったメニューを提供する「和食・うま酒 入母屋」、9~10階=1950年~1960年代のオールディーズミュージックを中心としたライブレストラン「KENTO’S」(今年12月オープン予定)の12店舗が出店する。

 三井不動産商業施設本部アーバン事業部を統括する高村和宏さんは同ビルについて「コンセプトは『背伸びをせずに楽しめる大人の空間の提供』。オフィスワーカーが多いエリアなのでポケットマネーで来ていただけて上質なものを提供する店舗を誘致した」と話している。

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