銀座に「ダンヒル」新コンセプト旗艦店-初のラウンジも併設

新コンセプト旗艦店「アルフレッド ダンヒル銀座本店」外観イメージ図。同ブランド初となるラウンジなども。

新コンセプト旗艦店「アルフレッド ダンヒル銀座本店」外観イメージ図。同ブランド初となるラウンジなども。

  • 0

  •  

 リシュモン F&A ジャパン(千代田区)は12月1日、銀座・中央通り沿いに「アルフレッド ダンヒル銀座本店」(中央区銀座2、TEL 03-3562-1893)をオープンする。

[広告]

 同ブランド創業者でイギリスに生まれたアルフレッド・ダンヒル氏は、1880年代に馬具専門卸売業を営んでいた父親の会社で働き始め、21歳で事業を引き継ぎ自分の名で会社を設立。当時馬車が主流だった交通手段に代わり自動車が台頭、ダンヒル氏自身もいち早く自動車を所有し、自動車用のアクセサリーや小物を取り扱い始めた。「エンジン以外のものすべて」をモットーに生み出された商品は、車のヘッドライトやホーン、毛皮のグローブなど。刻みタバコをそれぞれの顧客に合わせてブレンド販売するなどで評判を博し、時計やライターなど取扱い商品の幅を広げた。顧客には、元英国首相ウィンストン・チャーチルなども名を連ねる。

 グローバル戦略の一環として、「創業者アルフレッドが現代に生きていたらこんな『家』に住んでいるのでは?という想定」(同社)のもと、ロンドン・上海・東京にオープンする新コンセプトショップ「HOME」。内装は、ロボットデザイナーでもありスターフライヤーのCI(コーポレートアイデンティティー)デザインなどを手がけたフラワー・ロボティクス(渋谷区)の松井達哉さんによるもの。「モダンで機能的、そして男性的な力強さを歓喜する素材で構成された空間」に「アルフレッドの趣味が感じられるアイテムがちりばめられた」のが特徴。

 店舗面積は760平方メートルで、1階=メンズウエアやレザーグッズなどを、2階=スーツやレザーグッズを取り扱い、イギリスの伝統的なビスポーク・テーラリングやカスタムーオーダーなども展開。ロンドンの本店と同様バーバーを設け、ドイツなど海外にも出店している「銀座・マツナガ」のトリートメントメニューを提供する。2階~3階=和食店「暗闇坂宮下」などを手がけた宮下大輔さんのプロデュースによる、同ブランド初となるラウンジ「THE AQUARIUM」を備えカクテルなどを提供。

 同店での「特別なサービス」として、独自のクリーニング手法「アクアドライ」を開発、衣類のケアとメンテナンスを手がける「ハッピー」(京都府)のスタッフが常駐しサービスを提供する「THE VALET」を店内に備えるなど、同店全体で「洗練された大人の男性たちがリラックスして楽しめるアルフレッドのおもてなし」を体現する。

 オープンを記念し、かばんや紳士用品などを取扱うロンドンのアンティーク店「BENTLEYS」のオーナーが1920年代後半のダンヒル製品を中心にセレクトした商品や、ロンドンのビンテージ・ウエアショップ「OLD HAT」が同ブランド創業時のアイテムなどをセレクトし販売するほか、ダンヒル・アーカイブからのビンテージアイテムも取り扱う。

 営業時間は、ショップ=11時~20時(平日)、11時~19時(日曜)。ラウンジ=11時~24時(平日)、11時~22時(日曜・祝日)、バーバー=11時~20時(平日)、11時~19時(日曜)。

アルフレッド ダンヒル

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース