築地本願寺(中央区築地3)のブディストホールで3月6日、浄土真宗本願寺(京都市)が同20日に発売するアニメーションDVD「念仏物語 親鸞さま ねがい、そして、ひかり」の記者発表会が行われた。DVD企画・販売は、本願寺出版社(京都市)が手がける。
同アニメーションは、2011年に迎える浄土真宗の宗祖「親鸞聖人」750回大遠忌法要を記念して制作された作品で、親鸞の生涯を主人公自身が語るスタイルで展開。子どもから大人まで幅広い年齢層を視聴対象に設定し、メッセージの「慈愛」を表現する。
これまでに「ジャングル大帝」や「森の伝説」などを手がけた宇井孝司監督は同発表会で、「親鸞のような素晴らしい人がいたことや、人間には生きていく価値があるという気持ちを込めて温かみのある作品づくりを行った。この作品はいわゆる(親鸞に対して)感謝状というかラブレターのようなもの」と話した。
そのほか、脚本家の相馬和彦さんは「制作期間は約2年。調べものに費やした時間が一番多かったが、その中で浮かんだことは、親鸞は常に『自然体』だったということ」と話し、主題歌を担当する歌手の辛島美登里さんは「親鸞さんは結婚もしているし、旅もしている。自分が苦しくなるぐらい尊い人ではないことが分かり、広い意味での平和や彼の思いを歌にすることができた」とコメントした。
同出版社担当者は「心の空洞化が叫ばれる今日の社会に、このアニメが潤いと喜びをもたらす一助となれば」と話す。本編の収録時間は108分で、価格は3,990円。DVDには特製ブックレットと特典映像が付く。VHSも用意する。
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