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銀座・数寄屋橋交差点の「旭屋書店」が閉店-43年の歴史に幕

閉店前の「旭屋書店銀座店」のようす。43年の歴史に幕を下ろし、4月25日に閉店を迎えた。

閉店前の「旭屋書店銀座店」のようす。43年の歴史に幕を下ろし、4月25日に閉店を迎えた。

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 数寄屋橋交差点の銀座東芝ビル1階に入居する「旭屋書店銀座店」(中央区銀座3)が4月25日に閉店し、43年の歴史に幕を下ろした。

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 早嶋喜一氏が1946年(昭和21年)に創業した旭屋書店(本社=大阪市)は、現在、国内に32店舗、海外に4店舗、国内雑貨店を5店舗展開するほか、ネット上で書籍の商品検索と店舗取り置きサービスを行う。1965年(昭和40年)に開店した銀座店の店舗面積は460平方メートル。同店は東京出店第1号で、文芸・人文・ビジネス・料理などのジャンルを中心に約10万冊の書籍を扱ってきた。同店周辺の銀座・有楽町界隈で働く会社員やなじみ客の利用が多かったという。

 閉店の経緯として、昨年10月に同ビルの所有が東芝不動産から東急不動産に移り、2009年12月の全面取り壊しが決定し、「当社の事業計画との間に食い違いが生じた」(同社)とコメント。広報担当者は「長らくご愛顧頂き誠にありがとうございました。今後は、既存店舗で皆様のご要望にお応えしていきたい」と話す。

 現在、同店跡への出店店舗は未公表。

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