銀座三越(中央区銀座4、TEL 03-3562-1111)は11月26日、来年1月2日より販売する福袋の内容を披露する「2009 三越の福袋 お披露目会」を開催した。
銀座在住でお笑い芸人のエド・はるみさんの人気にあやかり、今年のテーマは「good(グ~)!」。各売り場担当者により企画された「グ~」な福袋が、趣向の凝ったプレゼンテーション形式でそれぞれ発表された。
今年の「目玉」(同店)は、「銀座三越的農業生活」(1組2人のみ=31,500円)。昨年に引き続き体験型の福袋で、千葉県市原市の農地(11坪)の1年間賃貸と、無農薬栽培を行なうオーナーによる実地講習、水道使用量や管理費なども含まれる。「食の安全」「物価の高騰」「産地偽装」など世相を反映したほか「自分で食べるものは自分で作り収穫する。これこそ究極の『エコ』」(同店)と「エコ」にも絡めて企画した。
毎年、目玉福袋を担当する同店営業推進部企画の増子さんは、福袋に含まれるジーンズに手ぬぐいと麦わら帽子という出で立ちに片手に野菜を持ち登場。「今年の8月から企画を開始。都内からの交通の便の良さと農地オーナーの人柄の良さが決め手となり同地を選んだ。まさにお客さまが求めているもの」と自信を持って話す。8階催物開場で抽選で販売する。
地下1階食品フロアからは「目指せコォ~景気!グゥ~ジャス金ダンス!」(30点=12,600円(予定))が登場。ゴールドの小タンスの引き出しに足立音衛門「栗いっぱいのパウンドケーキ」やハロッズの紅茶、AMEDIの板チョコ、菓乃実の杜の「パンナコッタ」と「ティラミス」の生菓子などを詰めた1万円相当のデザートセットも。デザート福袋は毎年人気で、今年販売したデザート三段重「GINZA Sweets 重」は「開店前の9時40分に完売した」(同フロア担当者)という。
7階リビングフロアでは「全国展開の強みを活かし」(同店)震災経験のある三越社員の声を形にした「備えあれば憂いなし『銀座三越的 防災グ~ッズ福袋』」(20点=10,500円)を販売。フロア担当者がレスキュー隊員姿で登場し、実際に震災を経験した仙台店・新潟店の社員が「本当に必要」という浄水器と簡易トイレを含んだ計13点の防災グッズを紹介した。
女性向け福袋は、ワンピースに合わせるシルクウールストール、33,000円相当のシルクスカーフ、ラビットファー付き革手袋、パーティーバッグなどがセットで5点中1点はヤマノビューティーウェルネスサロンの特別パッケージが当たるという「cowならあなたも素敵女子 自分磨き福袋」(31,500円=Mサイズのみ5点)や、アラフォー女性を対象にしたコート、パンツ、ジャケット、ワンピースなどのほかエステサロン招待券がセットになった「仕事にも恋にも生きるアラフォー女性に贈るアラフォー福袋」(31,500円=Mサイズのみ10点)
昨年は「どんだけ~!」をテーマにした同店は今年もお笑いネタをテーマに起用。同店広報担当の山田さんは「銀座という土地柄競合も多く、毎年『銀座三越』ならではの福袋企画に力が入る」と話す。12月を前に早くも銀座地区の福袋商戦が始まっている。