クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8、TEL 03-3575-6918)で1月13日、グラフィックデザイナー仲條正義さんと服部一成さんによる二展「仲條服部八丁目心中」が始まった。
仲條さんは40年以上続く資生堂の月刊誌「花椿」のアートディレクションや、ワコール・スパイラル、松屋銀座のロゴデザインなどを手がけた経歴の持ち主で、服部さんはキユーピーハーフの一連の広告や雑誌「真夜中」の斬新なアートディレクションなど独自のグラフィック表現が際立つアーティスト。同ギャラリーは「グラフィック業界で異彩を放ち、30歳の年の差がありながらも互いを尊重し合う2人」に注目し、初となる二人展の開催を企画した。
展示作品はそれぞれが制作したオリジナル新作ポスターで、仲條さんは「どくろ」をモチーフにしたモノクロ作品14点を、服部さんはCMYK4色と金・銀を用いた「七曜」をモチーフにした14点を紹介する。
仲條さんは「服部一成の出現は刺激的だった。彼と組んでのショーはうれしい」、一方の服部さんは「タイトルは『心中』と『裏切り』が検討された。仲條正義が心中するとは思えない。こちらは裏切ってみせる器量もない。二人展とは恐ろしいが、仲條正義に裏切られれば自慢話になるだろう」とコメントを残す。
開館時間は11時~19時。日曜・祝日休館。2月6日まで。