紳士服・服飾品などの企画販売を行なうAOKI(神奈川県横浜市)は5月28日、ホテル西洋銀座近くの首都高高架下に紳士服専門店「AOKI 銀座店」(中央区銀座1)をオープンする。全国での展開店舗数は417店、都心への出店は新宿区、品川区に続きこれで6店舗目。
ワンフロア構成の店内はホワイトとブラウンをイメージカラーに使用し「シンプルモダン」を演出。外観は「やさしく身にまとう布」をイメージしLED照明を用いることで「やさしい光」を表現。店舗面積は約300坪。30~40代のビジネスマンをコアターゲットに据え、スーツ(1万8,900円~61,950円)やワイシャツ、ネクタイを主力商品として販売する。
従来の郊外型店舗の展開に加えSC、駅ビル、ビジネス街などの立地やエリアへのドミナント出店を推進する同社は、同店を皮切りに都心エリアへの積極的な出店攻勢を図る。背景には「都心の空き物件増加で地下および賃料が下落」「内装設備費の値下がり」を受け「投資回収が早く営業利益10%以上を確保できる環境になった」経営面と「休日に家族と車で買い物に出かけるというスタイルから、平日に職場近くで本人のみが手早く買い物するスタイルへと変わった」という消費者動向の変化を挙げる。
大阪のビジネス街に昨年出店した肥後橋店(大阪市)とファッションビル内のミーナ町田店(町田市)の成功例も挙げ、「商品構成を絞り込むことでお客さまにご支持いただける確信が持てた」(同)という。今秋には秋葉原への出店も予定している。
営業時間は11時~20時(予定)。オープン時には半額セールの実施も予定する。