資生堂アートディレクター・山形季央さんの企画展-銀座のギャラリーで

資生堂企業広告「一瞬も一生も美しく」新聞広告 2007
山形季央展告知ポスター
©Toshio Yamagata

資生堂企業広告「一瞬も一生も美しく」新聞広告 2007 山形季央展告知ポスター ©Toshio Yamagata

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 「ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)」(中央区銀座7、TEL 03-3571-5206)で10月5日より、アートディレクターとしても活躍する資生堂(銀座7)宣伝制作部部長制作室長の山形季央(としお)さんの企画展が開催されている

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 山形さんは1953年大阪市生まれ。1976年に大阪芸術大学デザイン学科を卒業、同年、資生堂へ入社した。アートディレクターやクリエーティブディレクターを経て、1982年には宣伝部で初となるパリ駐在を果たし、1987年にはイプサ・ブランド、1990年には資生堂ホワイテスを立ち上げてきた。一方、資生堂以外でも活躍の場を持ち、田原桂一さん写真集「艶のかたち金沢」や上田義彦さん写真集 「AMAGATSU」などのブックデザインやダンスカンパニー山海塾の公演のグラフィックデザインなど多岐にわたる制作を手がける。

 会場1階では新作となる「顔」をテーマにしたポスター作品を展示。風船を用いたり、グラフィックやタイポグラフィでそれぞれの「顔」を表現したざん新なポスターが並ぶ。地下1階には、資生堂でアートディレクションを手がけたポスターや作品のほか、自身がブックデザインを担当した写真集や文化公演のためのグラフィックなどを紹介する。

 山形さんは「わたしはデザインと広告に強く引かれてこの世界に飛び込んだ。そこは化粧品会社でしたので化粧や女性や美について考えるようになった。化粧といえば『顔』、それは心が表れる器官、化粧の舞台としてわたしにとって離れがたい課題となり、今日に至っている」とコメント。同ギャラリー担当者は「化粧や女性の美について考えてきた山形ならではの展覧会」と紹介する。

 開館時間は11時~19時(土曜は18時まで)。日曜・祝日休館。今月28日まで。

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