銀座のギャラリーで仏デザイナーのグラフィック展-劇場ポスター40点

今回の企画展「M/M(Paris):The Theatre Posters」のフライヤー。シルバー、白、黒のカラーと彼ら固有の「グラフィック言語」が印象的

今回の企画展「M/M(Paris):The Theatre Posters」のフライヤー。シルバー、白、黒のカラーと彼ら固有の「グラフィック言語」が印象的

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 「ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)」(中央区銀座7、TEL 03-3571-5206)で11月4日より、第269企画展「M/M(Paris):The Theatre Posters」が開催される。

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 M/M(Paris)は、ミカエル・アムザラグさんとマティアス・オーギュスティニアックさんが1992年にパリを拠点に結成したアートユニット。自身を「文化と広告の間を戦力的かつクリエーティブに仲介する存在」ととらえ、バレンシアガ、マーク・ジェイコブス、ステラ・マッカートニーなどのファッションデザイナーや一流ブランドとのコラボレート、Vogue Paris誌などのクリエーティブ・ディレクションやデザイン、ビョークやマドンナなどの音楽家との関わりや現代美術家とのコラボレーションを多数行ない、注目を集める。

 同展では、彼らが1995年より手がけるCDDBブルターニュ劇場センター・ロリアン劇場のポスター40点を紹介。作品は伝統的なグラフィックの手法を用いず長方形に区切られた平面の中に無造作に配置した文字やイメージなど、彼ら固有の「グラフィック言語」が用いられるのが特徴。「明瞭(めいりょう)なメッセージを伝えることをやんわりと拒む」「見る側が必死になって手に入れなければならない」などと表現される作品は、「視覚的破調は綿密に統制された全体の一部を構成」するという。

 同ギャラリー広報担当の今さんは「M/M(Paris)の作品の中でも、彼らの個性がとりわけ発揮されている劇場ポスターをまとめてご覧いただける。古典も新作も手がける気鋭の演出家の世界観を端的に伝える表現に圧倒される」と話す。

 開催時間は11時~19時(土曜は18時まで)。日曜・祝日休館。11月26日まで。

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