ホテル西洋銀座、「日本のホテル」として始動-ローズウッドと契約終了

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 ローズウッドホテルズ&リゾーツ(米)との運営委託契約を昨年終えたホテル西洋銀座(中央区銀座1、TEL 03-3535-1111)が1月1日より、「日本のホテル」として生まれ変わった。運営は東京テアトルグループ。

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 セゾングループが1987(昭和62)年3月に開業した同ホテルは、外資ホテルのオペレーションスタンダードの習得、海外ラグジュアリーマーケットからの送客力アップ、ホテルブランドの向上を掲げ、2000年、ローズウッドホテルズ&リゾーツ(米)と運営委託契約を結び昨年12月、「当初の役割を果たしたと判断」(同ホテル)し委託契約を終了した。

 契約終了とともに昨年までヘッドバトラーを務めていた細井泰彦さんが支配人に着任。細井さんはドアマンから自身のキャリアを積んだ、いわゆる「たたき上げ」。20年以上現場に立ち運営ノウハウを学んできた細井さん。元日に行われたもちつきでは、着物姿の細井さん自らががきねを振り下ろしたつきたてのもちを宿泊客やホテル利用者へ振る舞う、開業以来初となるサービスも実施した。

 同ホテルマーケティング部の田渕さんは「外資系ということで特に数字が優先だったが、グローバルな視野を持つことができた」と振り返る一方、「お客さまあってこそという原点に立ち戻り、築き上げた高品質な小型ホテルに外資ラグジュアリーホテルのノウハウを融合したほかにないユニークなホテルとしてまい進していきたい」と話す。

 今後はレストランの業態変更や改装の実施を検討しているほか、西洋ブランドを活用したビジネス展開も視野に入れる。

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