9月9日、有楽町西武(千代田区有楽町2、TEL 03-3286-0111)が「有楽町西武F・B」として全館リニューアルオープンした。投資総額は約33億円で、リニューアルは11年ぶり。
この日、同店前にはオープンを待つ約700人の行列ができ、先頭に並んだ大学生カップルの男性(20)は「ここに並んだのは朝5時ごろ。ユナイテッドアローズの限定アイテムを予約しに来た」と話していた。
オープン直前には、F(ファッション)館1階ショーウインドーと通路のランウェイを使い、6人のモデルによる秋冬トレンドコートのコレクションショーを開催。その後、同店田中世津子店長の挨拶に続き、予定を15分早めて10時45分に開店した。
来店客は、それぞれ目当ての売り場へ急ぐ。B館1階では「ジル スチュアート」などのメーキャップ系ブランドショップに多くの女性が足を運んでいたほか、同2階に開設された「ビューティーステーション」では、肌解析機を使い肌や頭皮状態のカウンセリングを専門スタッフから受ける予約客の姿も。また、A館3階「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」では、限定予約販売のダウンジャケットを求めて数十人の行列ができていた。
来秋には丸井が進出するなど、有楽町周辺は今後、一大商業エリアとして変ぼうを遂げる中、先鞭(せんべん)を切った同店リニューアル後の動向に注目が集まる。