築地のマグロ卸売場見学エリア、一時閉鎖始まる-観光客増加で

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 築地市場(中央区築地5)のマグロ卸売場見学者エリアが4月8日より、一時閉鎖された。

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 2008年4月より設けられた同エリアは年末年始の繁忙期に一時閉鎖を2度行ってきたが、臨時で閉鎖するのは今回が初めて。早朝5時~6時15分に行われるマグロの競りが見学できる8人ほどが入れる小スペースに連日500人を超える欧米人を中心とした観光客が押し寄せるようになり、「正直コントロールができなくなった」という同市場・副場長の高木さん。

 これまでにも200~300人の観光客が行列を作ることはあったが、見学順を回転させ対応してきた。500人を越えると100メートル以上の行列ができ、ターレーやトラックの移動を妨げ、取り引きに支障を来すことから市場関係者からの苦情が絶えなかったという。「車が行き来し、とにかく危ない場所。マグロを運ぶ車が出られないのでは困る」(高木さん)。

 毎年、ゴールデンウィーク中の開市日(今年は5月4日)には国内からの見学者が増加することにも触れ、「相乗効果で更に見学者が増えることも予想した」とし、閉鎖期間をゴールデンウィーク明けまでに設定したことも明かした。

 期間中、市場に一時閉鎖する旨を表示した紙の掲示と、同エリア前に警備員を配置し一時閉鎖中であることを周知し対応する。閉鎖は5月8日まで。

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