ライカ銀座店(中央区銀座6、TEL 03-6215-7070)で6月26日、チェコを代表する写真家ヤン・ライヒさんの写真展「Paris」が始まった。
1942年プラハ生まれのライヒさんは、プラハの写真映像学校で1965年よりアートグラフィーを学んだ後、フリーランス写真家として世界的に活躍。生まれ故郷のプラハとボヘミアを大判写真で撮り続けた作品が現代チェコを代表する写真家として評価されてきた。昨年11月14日にプラハで逝去。
同展ではライヒさんが1969年から1970年にかけて9カ月間パリに滞在した際にライカで撮影した14点のモノクロ作品を展示する。「写真は真実でなければならない」という信念を持ち、作品にはトリミングも含め後加工は加えず現像からプリントまで必ず自身の手で仕上げたという。
ライカ広報担当の岸本さんは「ヤン・ライヒ氏は文化的な活動に制約があった時代にも写真を撮り続けてきたチェコを代表する写真家。この機会にぜひご覧いただければ」と話す。
開催時間は11時~19時。月曜定休。8月29日まで。