東京国際フォーラム(千代田区丸の内3)ホールDで「ブラジル映画祭2006」が開催されている。開催は9月15日からで、主催はトゥピニキーン・エンターテイメント(墨田区)。
上映作品は短編11本、長編9本で、「映画祭で賞を受賞したものやブラジルでヒットしたものを100作品に絞り、その中からさまざまなジャンルでコンテンポラリーな20作品を選んだ」(同イベントプロデューサー、丹治エジソン峰記さん)という。
主な上映作品は、ナチス時代にブラジルで活動した実在したドイツ系ユダヤ人女性、オルガ・ペナリオ・プレステスの生涯を描いた「オルガ」、1930年代、リオ・デ・ジャネイロのラパ地区のアンダーグラウンド社会を生きた、カリオカ(リオっ子という意)の伝説「マダム・サタン」、ブラジル最大の都市、サンパウロでどのように文化的な適応を経たのか日系移民が語る「頑張れ」など。(作品邦題は仮タイトル)
「未公開作品の上映機会を設け、ブラジル映画の魅力を広めるとともに、ブラジルコミュニティーと日本の社会が近づくきっかけを作りたい」(峰記さん)という思いから昨年、日仏会館で行われた同イベントは、約3千人を動員し大きな反響を呼んだ。2回目となる今回は、「身体が不自由な方にも気楽に来て頂けるよう」交通の便がよい東京国際フォーラムへと場所を移したという。
チケットは当日券=1,500円ほか。9月24日まで。