バタフライ・ストローク(中央区新富1)が運営するイベントスペース「@btf」(勝どき2、TEL 03-5144-0330)で2月3日より、ARをテーマにしたクリエーティブ集団「AR三兄弟」の初めてのギャラリー企画「連続デブ小説 プロット展」が開催される。
AR三兄弟は、クリエーティブ・プロデュース集団「ALTERNATIVE DESIGN++(オルタナティブデザイン)」がAR技術探求のために結成したユニット。長男・川田十夢さんを中心に、次男・高木伸二さん、三男・小笠原雄さんで構成され、ARを開発する傍ら、広告、映画のプロモーション、テレビの生中継番組などさまざまな分野でその魅力を自らパフォーマンスして伝えている。
長男がシステムを開発する前に必ず描くという「アイデアノート」を通して、兄弟がこの1年半で制作した作品群を着想段階から紹介する同展。「連続デブ小説」とは、兄弟がウェブサイト上でARについて考えるために発表し続けている作品群の総称で、デブは「Development」の略。会場では過去に開発した全作品についても体験スペースを設け、未発表の次回作は構想段階をお披露目する。
関連イベントとして2月17日には、長男と@btfの取締役の青木克憲さんがトークイベントを開催。24日には三兄弟による展示作品の実演に加え、会場からの「お題」に兄弟が大喜利形式で企画を出すイベントも予定する。(各日20時~、参加費3,000円、要予約)
AR(Augmented Reality=拡張現実感)とは、目に見えている現実の環境にコンピューター上で作った情報を合成し、デジタル空間に知覚情報を補足して見せる技術のこと。iPhoneアプリ「セカイカメラ」を代表例として活用の場が広がり、昨年の国内市場は約200億円に成長。2015年には1,800億円まで拡大すると予測されている。
開館時間は11時~19時。入場無料。今月27日まで。