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築地にフレンチ「ラ・ヴィンニュ・ア・ターブル」-ワイン卸が出店

「ラ・ヴィンニュ・ア・ターブル」の店内

「ラ・ヴィンニュ・ア・ターブル」の店内

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 築地に6月2日、フレンチレストラン「ラ・ヴィンニュ・ア・ターブル」(中央区築地4、TEL 03-3248-0481)がオープンした。経営は、酒類輸入販売のイーストライン(愛知県春日井市)。

レストランに併設するワインカーブ

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店舗面積は約20坪で、席数はカウンター6席を含めて24席。店内はクリーム色と濃茶色をベースにした「シックでナチュラル」な内装で仕上げた。店内には約7坪のワインカーブも併設し、ワインの店頭販売も行う。

 同社ラ・ヴィンニュ事業部のアンテナショップとして開く同店。ワインのセレクトは、ゼネラルマネジャーの門脇紀子さんが行う。ワイン好き・食好きが高じて30歳前後で渡仏し、5年間ワインを飲み歩いたという門脇さん。帰国後、仏産ワインを専門に取り扱う同事業部の立ち上げに携わった。同事業部は現在、静岡市でワインショップを、北海道旭川市でワインバーを運営する。

 取り扱うワインは、門脇さんが現地に赴いて生産者から直接買い付けた約200種。小規模生産者が中心で、「ワインの味には人が出る」と、店内ではワインに生産者の写真と紹介コメントを添える。「買い付けは現地に行くことが大事。畑に行って土壌や木を確かめたり、醸造所や人を見たりすれば、ちゃんとしたワインなのかどうかが分かる」(門脇さん)。

 シェフは、仏の3つ星シェフ、レジス・マルコンさんの下で1年働いた経験もあるという29歳。「彼との出会いがあったから出店を決めた」と門脇さん。コースは「料理とワインのマリアージュ」(4,500円~)など、食とワインの両方を主軸にしたものが中心。アラカルトは「45°Cで火を入れたサーモンマリネ 2種類のピュレとポムパイユ添え」、「豚タンと豚足のシガレット クルミ風味 レンズ豆のムース きのこのジュレがけ」などのオードブルのほか、「仔羊のロースト クスクスと季節の野菜添え」、「シャラン産カモ肉のロースト きのこの蜂蜜ソテ」などの肉料理、おつまみなど。

 グラスワインはスパークリング、赤、白、ロゼなど常時15種ほどを取りそろえる(グラス450円~)。カーブのボトルワインは販売価格に1,000円を加えて店内で食事と共に楽しむことも可能。ターゲットは30~40代の「ワインと食べることが好きな人」。客単価は5,000円~7,000円で、ワインの店頭販売価格帯は2,000円台~3,000円台後半が中心。

 門脇さんは「下町なので地元の人たちに愛される店にしていきたい。生産者もお客さんの反応を知りたがっているので、店に呼んでワイン会なども開いていければ」と話す。

 営業時間は11時30分~23時30分。日曜定休。

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