独自の風貌が持ち味の高知県のご当地キャラクター「カツオ人間」が8月1日、銀座の同県アンテナショップ「まるごと高知」のPR大使に任命された。
カツオ人間は、菓子製造会社「山西金陵堂」(高知市)が手掛けるご当地キャラクター。カツオの頭部をそのまま胴体部分に載せた独自の風貌が特徴で、2007年の誕生以来ネットなどで話題を集める。
創業1周年を迎えるまるごと高知では、「1年間の営業を通して、東京の人たちに高知といえばカツオというイメージが根付いているのを感じた」と高知県地産外商公社総務企画課主任・広報担当の野戸さん。「カツオ人間ならストレートに高知を伝えられ、人を引きつける存在感がある」と大使に指名。8月の1カ月間限定で同店を拠点に高知の魅力をアピールする。
1日・2日にはカツオの試食販売を手伝い、4日には地下鉄構内コンコースでチラシを配布。縦約50センチ、横1メートル弱の巨大な頭部と、ふんどし姿で登場すると、周囲には人だかりができ、写真を撮る人も多かったという。
店内にはカツオ人間をモチーフにしたメモ帳(262円)、ぬいぐるみ(1260円)、根付、ステッカーなどの商品も販売。大使に選ばれたことについて、カツオ人間は「高知のためにがんばるきねー」とコメント。「カツオはもちろん、うまい魚、肉、野菜がこじゃんとあるき、買いに来てや」とアピールする。
カツオ人間は今後、週末を中心にPR活動を行い、オープン記念の8月21日には一日店長を務める。