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和光本館、リニューアルから4カ月目-来店客数2倍に「手応え」

セイコー旗艦店へのリニューアルから4カ月がたった和光本館

セイコー旗艦店へのリニューアルから4カ月がたった和光本館

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 セイコーホールディングス(港区、以下SHD)の服部真二社長は10月26日、和光本館(中央区銀座4、TEL 03-3562-2111)で行った眼鏡レンズとフレームの新商品発表会で本館リニューアルの経過について話した。

セイコーホールディングス服部真二社長

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 同社では今年6月、和光本館一部をセイコー旗艦店としてリニューアルオープン。メガネショップや時計サロンなど近隣で展開した直営店の機能を本館へと集約し小売り部門の経営再建を図る一方で、主力事業であるウオッチ、クロック、メガネのPR力を高めてきた。

 約4カ月を経て、「リニューアルは効果を上げている」と服部社長。1階で販売する「時計」を目的にした来店客が増加し、「ついでに2~3階に上がってくる」など買い回り効果も高まった。昨年からの日曜・祝日営業や今年スタートさせた19時までの営業時間の延長なども重なり、来店客数は前年同月比約2倍へと増えたという。

 利用客層にも変化が見られる。これまで60~70代が中心ターゲットだったが、外国人観光客や休日利用客が増加。新客層へ向けた商品も取りそろえた結果、「客単価は下がっている」という。

 今月23日には、ガス灯通り沿いの本館裏手にあった和光直営カフェ「チョコレートサロン」を閉店した。「基幹事業であるウオッチ、クロック、メガネを大事にしながら、今後も身の丈にあった事業展開を進めていきたい」と服部社長。

 和光本館の営業時間は10時30分~19時。

 セイコーホールディングスは1881(明治14)年に創業した服部時計店が前身。1892(明治25)年に掛け時計の製造をスタートし、国内外へ市場を拡大。現在はウオッチ、電子デバイス、半導体、眼鏡、クロックなど、さまざまな事業を展開し、今年創業130周年を迎えた。

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