ソニーマーケティング(港区)は11月5日、ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)4階にカウンセリングによって各自に合わせた「いい音」を「処方」する「いい音診療所」を開設した。
「圧縮音源を聞きなれた人々」などに向けて「音の本当の感動」を紹介する「Sound Premium(サウンドプレミアム)」プロジェクトの一環で、診療所ではカウンセリングに従って各自に合った「いい音」音源を進呈。ソニーのオーディオ部門から今年10月より、「音質の高さ」が持ち味のウォークマン、スピーカーシステム2種が順次発売されるのに合わせて実施する。
参加者は、まず約25項目の質問事項に答えてストレスの種類を診断。試聴室で各オーディオ機器別に音質の違いを聞き比べ、終了後に音源を受け取る。診断結果はリフレッシュ科、ストレス解消科、安眠科、ドキドキ科、リラックス科の5症状に分類し、心理学的、医学的観点からの研究データや検証データに基づいて制作されたという「セラピーミュージック」を処方する。
同プロジェクト企画に携わるソニーマーケティングの長島純さんは「診療所というアイデアは、自分の心や体に基づいた音ということで、お客さまと音との距離を縮める狙いで企画したもの。仕掛けを通して『いい音』を体験し、自分たちが本来持っている感動する心を呼び覚ましてもらいたい」と話す。
診療所は来年3月までの土曜に月2回程度開く。次回は今月26日。