サイゼリヤ(埼玉県吉川市)は11月17日、銀座インズに稼働店舗1000店舗目となる「サイゼリヤ 銀座インズ店」(中央区銀座西3)をオープンした。
1973(昭和46)年にイタリアンレストラン「サイゼリヤ」が開業し、1977(昭和52)年から店舗内にセントラルキッチンを構えて多店舗化に着手。2000年~2002年には年間100店舗以上を出店するなど一挙に規模を拡大。海外では2003年の上海1号店開店以降、2008年までに中国、香港、シンガポールなど6法人を設立。現在は中国国内で約90店舗、その他の地域で約10店舗を展開している。
国内に出店する893店舗(10月末時点)のうち535店舗が首都圏内への出店だが、銀座・有楽町エリアへは初進出。「今回の店舗は有楽町駅に近い。週末のショッピング利用客というより、従業員、出勤者などのデーリーユースの食事需要に応えたい」(経営企画室広報課長の内村さやかさん)との狙いで、「賃料は既存店平均より割高だが、地の利を考えて」出店を決めたという。
場所は銀座インズ1・2階の飲食店フロア。店舗面積は104坪で、180席。内装では1000店舗目を記念し、34年間営業し、11月13日に閉店した3番目の店舗「市川北口店」の店舗プレートを飾り付けた。メニューでは、パスタやハンバーグなど通常のメニューに加えて都内の一部店舗で実施する「スペシャルワイン」を扱う。
内村さんは「約40年前の創業時から目標にしてきた1000店舗という数字を達成できたことはお客さまに支持された証として喜ばしい」と話す。「年間客数が中国の人口を超えることが現在の目標」として、「さらなるまい進に集中したい」とも。
営業時間は11時~23時15分。