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銀座でクリスチャン・マークレー新作展-「オノマトペ」使った20メートル作品も

クリスチャン・マークレー、新作の制作風景(2011年、©;Christian Marclay / Courtesy of Gallery Koyanagi Image courtesy of Graphicstudio/USF, Tampa, Florida, USA  Photo by Will Lytch)

クリスチャン・マークレー、新作の制作風景(2011年、©;Christian Marclay / Courtesy of Gallery Koyanagi Image courtesy of Graphicstudio/USF, Tampa, Florida, USA Photo by Will Lytch)

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 銀座の現代美術ギャラリー「ギャラリー小柳」(中央区銀座1、TEL 03-3561-1896)で現在、「ヨコハマトリエンナーレ2011」でも話題を集めたクリスチャン・マークレーさんの新作展「Christian Marclay: Scrolls(スクロールズ)」が開催されている。

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 マークレーさんは1955年、米カリフォルニア州生まれ。美術大学在学中の1979年に、ターンテーブルを楽器にしたパフォーマンスをスタートした。以来、ビデオ、写真、コラージュ、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなど幅広いスタイルで、アートとサウンドというジャンルをまたいだ作品作りを続けている。

 11月6日に閉幕した「ヨコハマトリエンナーレ2011」では、古今東西の映画から時計が写っている場面や特定の時刻や時間の経過を表すシーンを集め、24時間の映像に編集した「The Clock」を展示。ベニス・ビエンナーレでの金獅子賞受賞作で、期間中には実際に24時間に及ぶ上映会が開催されるなど話題を集めた。

 同展では、日本の漫画に見られる擬音語や擬声語などの「オノマトペ」をモチーフにした新作12点を紹介。世界中から集めた布地を掛け軸状に組み合わせて英訳オノマトペのコラージュを表装した作品では、布地のパターンとオノマトペの「共鳴」も見どころ。またオノマトペを「延々と続いていくように」流線状にレイアウトした20メートルの大型作品や、オノマトペのエッチング作品も並べる。

営業時間は12時~19時。日曜・月曜・祝日定休。12月22日まで。

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