松屋銀座（中央区銀座3、TEL 03-3567-1211）8階イベントスクエアで3月2日から、人気ドラマ「相棒」をテーマにした体験型企画展「相棒展 Premium2」が開催される。

　2000年からテレビ朝日系で放送が始まったドラマ「相棒」。水谷豊さん演じる警視庁特命係・杉下右京と、その相棒、及川光博さん演じる神戸尊がさまざまな難事件を解決していく。劇場版も公開され、現在シーズン10を放送中。

　テレビ朝日では2010年末～2011年春、東京、大阪を会場に同ドラマの企画展「相棒展 Premium」を開催した。音声ガイドに従って展示物を見ながら謎解きに挑戦する「体験型」イベントで、延べ3万人が来場。「予想以上の反響」を受けて、シーズン10の放送に合わせて第2弾開催が決まったという。

　会場では入場時、来場者全員に携帯電話を模した「音声ガイド」を配布。「杉下右京が誘拐された可能性がある」という設定でガイドを進め、来場者は展示物を見ながら推理クイズを解いていく仕組み。

　「ドラマとの関連性をより高めたい」と、音声ガイドの内容はシーズン4以降のドラマや劇場版の脚本を手掛ける戸田山雅司さんが書き下ろした。進行役となる音声は捜査一課・伊丹刑事が担当した。「あたかも彼と一緒に捜査している雰囲気に浸れる」と同番組プロデューサーの伊東仁さん。

　会場内には、ドラマで実際に使った小道具、持ち道具、看板、衣装などをレイアウト。ドラマ「相棒」特命係の部屋の再現セット、小料理屋「花の里」の再現セット、杉下右京や神戸尊などレギュラーキャストたちの衣装、ドラマ内で何気なく映っている捜査資料や看板、殺害に使われた凶器など、100点近くを一堂に紹介する。併せて、新作関連グッズの先行販売も予定。

　「前回来場いただいた方でも、パワーアップした展示や捜査一課の伊丹刑事との合同捜査を楽しんでもらえるはず。トリックを解き明かしていく構成で相棒をあまり知らない方も楽しめるように工夫した。展示を通して『相棒』の世界観を味わってもらえたら」

　開催時間は10時～20時。入場料は1,000円（音声ガイド料含む）、中学生以下無料。3月12日まで。