イッセイミヤケの複合店「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE(エルトブテップ イッセイ ミヤケ) / GINZA」(中央区銀座4、TEL 03-3566-5225)で3月15日、アートユニット「明和電機」が手掛けるインスタレーション「OTAMATONE(オタマトーン)展」が始まった。
明和電機は、1993年に土佐信道さんが兄・正道さんと結成したアートユニットで、ユニット名は父親が過去に経営していた会社名から名付けたもの。青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、「日本の高度経済成長期の中小企業のスタイル」で活動。魚をモチーフにした「魚器(NAKI)」シリーズ、オリジナル楽器「ツクバ」シリーズなど「ナンセンス・マシーン」を制作している。
同店が昨年3月の開業から1周年を迎えたことに合わせて、「元気が出る取り組みを」との思いで明和電機に声を掛けた。店内では明和電機の代表作の一つで、音符をモチーフにした音の出る電子楽器「オタマトーン」を頭上部分にレイアウト。白を基調にした内装に、ピンク、青、黄色などのカラフルなオタマトーンが整然と並んでいる。
ショーウインドーには、通常はライブ時などに使用される大サイズのオタマトーン3台に加えて、空気を送り込むことで笑い声のような音を出す「WAHHA GO GO(ワッハゴーゴー)」も飾る。そのほかさまざまな音楽ジャンルにコスプレしたオタマトーンのジオラマや、体験用のオタマトーンなども。
今月24日には、明和電機がライブ音楽を展開する「製品デモンストレーション」も開催。19時開演。参加無料。要予約。
イッセイミヤケコーポレートPRの山本香菜さんは「1年間ご愛顧いただいたお客さんはもちろん、ショーウインドーの雰囲気を気に入ってもらった方にも気軽に店内に入って楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は11時~20時。4月11日まで。