銀座・外堀通り(通称、西銀座通り)約1キロを歩行者天国にし、パレードや大道芸、舞踏などを展開する複合イベント「銀座柳まつり」が5月5日、開催される。
東京都は2006年、鍛冶橋交差点から土橋交差点までの外堀通りを周辺地域の歴史、文化、生活の特性を生かしながら個性的な空間に整備する「シンボルロード」に指定。これに伴って通りの歩道が拡幅され、舗装整備や柳の植樹が進められた。
これを記念して、全銀座会、西銀座通り会、銀座1~4丁目並木通り会などが主催して同年よりスタートした「銀座柳まつり」。昨年は東日本大震災を受けてチャリティーイベントにし、数寄屋橋公園(中央区銀座5)を会場にコンサートや柳の苗木配布などを行って100万円を寄付に充てた。
6回目となる今回は、「再び西銀座通りを歩行者天国に」。子どもたちがステージに上がり得意なパフォーマンスを繰り広げる「こども夢舞台」や、東京都公認のパフォーマーが路上ライブ、サーカスなどを行う「ヘブンアーティストin銀座」、警視庁・東京都吹奏楽連盟によるパレードなどの演目に加え、今年は通り沿いの銀座TSビル(銀座5)にオープンしている「東日本復興応援プラザ」から宮城県気仙沼市の伝統芸能「八幡太鼓」も登場。通り沿いのアンテナショップ「まるごと高知」(銀座1)を構える高知県から、「よさこい踊り」が初披露される。
銀座エリアでは2010年に銀座三越(銀座4)がリニューアルオープンし、昨年は有楽町マリオン(千代田区有楽町2)に「ルミネ有楽町店」「阪急メンズトーキョー」が相次いで開業。同通りは銀座・有楽町間に位置し、中央通りと並行する目抜き通りの一つとなっている。人通りは2010年と比べ「5%程度増えているのでは」と西銀座通り会事務局担当者。「祭りなどを通して銀座全体を盛り上げながら、中央通りとは別の特色を出していきたい」と話す。
開催時間は11時~17時(歩行者天国になるエリアは時間帯によって異なる)。