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激戦区・銀座1丁目に広島県アンテナ店「TAU」開業-有吉委員長は「欠席」

開店と同時に広島産品を求めて行列客が次々と入店

開店と同時に広島産品を求めて行列客が次々と入店

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 アンテナショップの激戦区・銀座1丁目に7月16日、広島県の地域ブランドが集まるアンテナショップ「TAU(たう)」(中央区銀座1、TEL 03-5579-9952)がオープンした。運営は鞆(とも)スコレ・コーポレーション(広島県福山市)。

開店30分で店内は「すし詰め」状態に

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 オープニングセレモニーには、湯崎英彦広島県知事のほか、同県の観光資源を全国にアピールするために広島県出身のタレントらで構成する「広島県おしい!委員会」メンバーから、西城秀樹さん、相沢紗世さんらも登場。委員長の有吉弘行さんはビデオメッセージを寄せ、「オープニングなのに委員長が出席できないなんて『惜しい』」と、独自のコメントで同店開業を祝した。

 同県では1998年より新宿にアンテナショップを展開してきたが、2010年6月に閉店。2年ぶりとなるアンテナショップの再登場に、湯崎知事は「以前は東京のマーケティングリサーチを目的にショップを展開していたが、今回は広島県ブランドを全国に向けて発信するための拠点」とアピール。「地域ブランドの価値を高めながら、広島経済の活性化につなげていきたい」と意気込んだ。

 施設は地下1階~3階の4フロアで構成。「もみじ饅頭」などの定番から「八天堂」「チチヤス」などの老舗ご当地ブランド、生鮮食品までを取りそろえる物産スペース(1・2階)を中心に、レストラン(地下1階)、広島お好み焼き(2階)、バル(3階)から成る飲食スペース、イベントスペース(3階)など、複合的なアプローチで同県の魅力を伝えていく。

 午前中から30度を超えた炎天下の中、オープン直前の施設前には出身者などの広島ファン約120人が行列に。10時30分に開業のコールが上がると、待ちわびた人々が県産品を求めて次々と入店。報道陣も合わせ、店内はあっという間に「すし詰め状態」に。幸先のいいスタートを切った。

 施設を構える1丁目は、沖縄県「銀座わしたショップ」、高知県「まるごと高知」、山形県「おいしい山形プラザ」と、3県のアンテナショップが集積する激戦区。今年11月には、茨城県「黄門マルシェ」も移転オープンも予定している。宮崎知事は「他のブランドに負けないように、広島の良さを紹介していきたい」としながら、「アンテナショップ同士のコラボ企画など、他県との連携についても話し合っていければ」と話す。年間売上目標は5億円。

 1階の営業時間は10時30分~20時。施設内各飲食店の営業時間は店舗により異なる。

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