松屋銀座(中央区銀座3)と銀座三越(銀座4)は10月17日から1週間にわたり、共同開催するファッションイベント「第3回GINZA FASHION WEEK(ギンザファッションウィーク、以下GFW)」を開催すると発表した。
今年3月、「デニム」をテーマに実施した「第2回GFW」開催風景
官民一体のファッション振興イベント「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2013 SS」と連動して、昨年10月に初開催した同企画。中央通りに並ぶ老舗百貨店が初めて実施するコラボイベントとして話題を集め、今年3月には「ジャパンデニム」をテーマに第2弾を開催。松屋銀座では共同企画品、限定品など約1000点の販売実績を記録した。
第3弾となる今回のテーマは「銀座をあたためる」。衣料品部門での商品づくりでは「ウール」素材にフォーカスし、各マーチャンダイジングに応じて松屋では「織る」、三越では「編む」をサブテーマに据え、独自商品約200品目(松屋)を取りそろえる。
2店のバイヤーが共同製作した商品や共通ノベルティー、共通チャリティー商品などもそろえる。2店にショップを構えるレディスアパレルブランド「アンタイトル」では、松屋製作のポンチョを三越に、三越製作のコクーン型ニットを松屋にもラインアップ。チャリティー商品では、フランス文房具ブランド「ロディア」専用ノートカバーの各店オリジナルバージョンを2,100円で販売。売り上げの収益を財団法人児童健全育成推進財団に寄付し、被災地の子どもたちの支援に役立てる。ノベルティーは、尾州の再生ウール混紡糸を使ったエコバック(松屋)、スマートフォン対応のニット手袋(三越)。
デパ地下では「あたたまる」をテーマにショウガを使ったスイーツ、パン、総菜を販売。期間中にはGFW参加ブランドによるフロアファッションショーなども予定する。
「コラボを通して買い回りを楽しんでいらっしゃる方が増えてきていると感じる」と、松屋銀座・販売促進部販売促進課の寺本景介さん。「銀座という街の盛り上がりに一役買えれば、という思いはもちろん、作り込んだオリジナルの商品を通して日本のものづくりの素晴らしさをより多くのお客さまにお伝えし、日本を元気にしていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~20時。10月23日まで。