築地場外市場で10月6日・7日、しちりんを貸し出してBBQやビールを屋外で楽しむ「2012 築地秋まつり」が開催される。
主催は「築地場外市場商店街振興組合」。2000年にスタートし、昨年も約5万人が来場するなど人気を集める恒例企画。小田原橋駐車場を中心に、専門店約400店舗がひしめく築地場外市場が一帯となって実施。飲食、物販、ワークショップなど、複合的な取り組みで「食の街」築地をアピールする。
小田原橋駐車場では、穴子丼、卵焼き、鳥もつ煮、牛ステーキ、イカ焼き、鯨カツ、おでんなど、場外に店舗を構える各専門店がサテライト店を出店。サッポロビールの秋の新作などが楽しめる特設ブースや、雑誌「dancyu」(プレジデント社)がプロデュースするカレーライスなども出店する。
会場内には椅子とテーブルを並べた「青空休憩所」を用意して、場外で購入した食材用にしちりんの貸し出し(1時間1,000円、レシート提示で500円)も実施。子ども向けには「包丁を研ぐ」「魚をさばく」「かつお節を削る」などの食育体験教室、「さんまのきれいな食べ方コンテスト」なども行う。
築地場外市場では、約400のほぼ全店で利用可能な1,100円分相当の「お買い物チケット」(1,000円)を販売。併せて今年4月から毎月実施してきた「七日市」を2日間に拡大併催し、しらす・ちりめんじゃこ専門店の半値セール(カネシン水産)、卵焼きの値引き(玉八商店)、有明ノリの特価販売(みの屋海苔店)、フライパンを持参するとフライパンの販売価格を5パーセントオフにする(つきじ常陸屋)など、参加140店舗が独自のサービスを展開する。
通常は平日1万人、築地市場が閉場する日曜には3000人程度の来場があるという築地場外市場。秋まつり開催時には通常の倍となる約120店舗が日曜日に店を開け、土曜と合わせて8万人の来場を見込む。
「食欲の秋を、東京の台所・築地で満喫してもらえれば」(築地食のまちづくり協議会 鹿川賢吾さん)。
小田原橋駐車場特設会場の開場時間は9時~15時。