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銀座G8で亀倉雄策さんの「ライブラリー」展-希少本数百冊、閲覧も

書籍は一部を除き、手ぶくろをはめて閲覧することができる

書籍は一部を除き、手ぶくろをはめて閲覧することができる

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 クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8、TEL 03-6835-2260)で現在、日本のグラフィックデザイン史のパイオニアとして知られる故・亀倉雄策さんの蔵書数百点を公開する「亀倉雄策ライブラリー」が始まっている。

服部一成さんが推薦する安西水丸さんの書籍は「母にもらった」

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 亀倉さんは東京オリンピックのポスターやNTT、グッドデザイン、ニコンなどのシンボルマークを手がけたグラフィックデザイナーで、日本のグラフィックデザイン史を築き上げたパイオニア。晩年は同社ビル内に事務所を設け、1997年に生涯の幕を閉じた後、1万冊に及んだ蔵書は同社に寄贈された。

 蔵書の公開は2010年以来2度目で、会場では創刊号からの「アイデア」、スイスのデザイン誌「graphis」「ノイエ・グラフ」、伊の建築雑誌「domus」などの雑誌類、バウハウス、イサムノグチ、土門拳、石元泰博、ソール・スタインバーグの作品集など、「いまでは手に入れることが難しい貴重なもの」を数多く「開架」し、一部を除いて閲覧が可能(要手ぶくろ)。デザイン、タイポグラフィー、パッケージデザイン、写真、アート、インテリア、建築など数百点をジャンル別にレイアウトし、その数々を通して亀倉さんの幅広い興味と交友関係を探る。

 新たに、クリエーター10人が推薦するビジュアルブックを5冊ずつ、コメントを添えて紹介するコーナーも併設した。参加するのは大橋歩さん、安西水丸さん、箭内道彦さん、服部一成さんらで、大橋さんと服部さんが偶然同じ本を推薦していたり、安西さんの書籍を服部さんが取り上げていたりと、ブックそのものの魅力に加え、各人の直筆コメントも見どころとなっている。

 開催時間は11時~19時。日曜・祝日休館。入場無料。10月25日まで。

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