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銀座に390円の十割そば店-製粉メーカー直営、そば打ちマシンも

銀座8丁目の路面に出店した「全蕎」

銀座8丁目の路面に出店した「全蕎」

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 銀座8丁目に9月25日、十割そばを390円から提供するそば製粉メーカーの直営店「蕎麦工房 全蕎(ぜんそ)」(中央区銀座8、TEL 03-3569-8370)がオープンした。

肉汁十割せいろ蕎麦(740円)

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 運営は全蕎(銀座8)。内モンゴルに収穫高4万5000トンの自社農場を有する同社では、有機JAS認定を受けた無農薬栽培のそば粉を国内外で販売。合わせて1時間で100食分を製麺できるヌードルマシン「生粉(きこ)打ち名人」を開発・製造・販売する。

 ソバの実の生産・そば粉販売・そば製麺までの事業を通して、「そば文化を、海外を含めて若い人たちに広げたい」と、同社の村上義孝社長。「独立開業したい人がそば屋を出しやすいシステム作り」に力を入れ、職人技術が必要とされる十割そばの価格破壊に挑む。

 同店は、同社のそばを一般向けに提供する初の直営店で、独立開業希望者らに向けて同社事業を紹介する「ショールーム」機能を兼ねる。場所は銀座8丁目の首都高新橋出口そばで、同社が構えるビル路面。店舗面積は10坪で、店頭には大きく「全蕎」と書いた看板を掲げる。店内はカウンターや照明を手作りして「和の雰囲気」を演出。カウンター13席を設ける。

 そばはかけが「二八そば」、それ以外は全て「十割そば」で、石臼で挽いたそば粉を店内で毎日製麺する。メニューはせいろ、かけ(以上390円)のほか、「肉汁十割せいろ蕎麦」(740円)、そばと丼のセット(680円)などを提供。ターゲットは近隣で働く男女で、客単価は650円。

 マシンではそばの太さを変えたりやユズなどを練り込んだりすることも可能で、「今後は日ごとに提供するそばを替えたりもしていきたい」と村上社長。11月からの新そば導入に向けて「準備中」とも。

 現在の営業時間は11時~15時(11月を目安に7時~22時に変更予定)。土曜・日曜・祝日定休。

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