ホテル西洋銀座(中央区銀座1)が11月1日、「最後」のクリスマスに向けて販売する大型クリスマスケーキ「銀座の森のプレゼントボックス」の詳細を発表した。
来年5月の閉館が決まっている同ホテル。施設地下1階ケーキショップもこれに合わせた閉店を発表しており、クリスマスに向けて毎年発表してきたオリジナルケーキは今年で最後の販売となる。
大型ケーキの限定販売は6年前からスタート。これまでブッシュドノエル、サンタクロース、雪だるまなどをモチーフにして話題を集め、「昨年のお披露会が終わるとすぐ、今年はどんなケーキにしようかと考えてきた」とシェフパティシエの浦野義也さん。その後、閉館決定を受け、「営業25年分の感謝」を伝える「プレゼントボックス」をテーマに据えたという。
発表会に登場したのは、リボンまで全てチョコレートでできた高さ36センチの「プレゼントボックス」。ボックスを持ち上げると、ツリーに見立てた円すい形の大型ケーキがお目見え。ケーキには、サンタクロースがツリーに登って飾り付けをしている様子をデザインする。
ツリーケーキの中部は、スポンジと7種類のクリームを層状に積み上げた。クリームは「虹」を表す7色で、カシス、グリオットチェリー、ブルーベリー、青リンゴ、パッションマンゴー、ブラッドオレンジ、フランボワーズを果肉とともに盛り込んだ。「何とか7色をフルーツだけで表現できないかと試行錯誤し、結果的には着色料はほとんど使わないで完成させることができた」(浦野シェフ)。ボックス、ツリーを合わせて総重量は約4.6キロ。
クリスマス用にデコレーションする限定スイーツとして、オープン当初からのロングセラー「ホテル西洋モンブラン」(直径16センチ、3,990円)、人気のタルトを復刻した「タルトフレーズ」(直径15センチ、4,410円)、銀座産蜂蜜を使った「銀座の森のいちごショートケーキ」(直径14センチ、4,200円)など7種も発表した。
「銀座の森のプレゼントボックス」は限定20個。価格は2万5,000円。スイーツは全て予約が必要で、予約は12月20日まで受け付ける。販売期間は12月17日~同25日(一部は12月10日~)。