ガーディアン・ガーデン(中央区銀座7、TEL 03-5568-8818)で11月6日、アートディレクター大島慶一郎さんが「歯」をテーマに展開するグラフィックデザイン展「HAAAH」が始まった。
大島さんは1974(昭和49)年生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科を卒業後、サン・アドを経て宇宙カントリーの立ち上げに参加。2006年からフリーランスとして活動し、広告を中心にファッション、音楽、書籍、CIなどのアートディレクションやグラフィックデザイン、映像ディレクション、キャラクターデザインなどを手掛ける。
2009年、同ギャラリーが主催する若手表現者に向けた公募展「1_WALL」に入選。同展は公募展卒業生のその後の活躍を紹介するシリーズで、初個展となる今回の展示のために撮り下ろしたグラフィックデザインシリーズ「HAAAH」とあわせて、これまでの大島さんの仕事も紹介している。
テーマは「歯」。キャスティング、ヘアメーク、衣装、撮影までをディレクションして「虫歯に悩まされる子の思い描く妄想の世界。」をビジュアル化した。造形士、スタイリスト、モデル、カメラマンらとチームを組み、ばい菌、女の子、歯、舌などのキャラクターに扮(ふん)したモデルたちを捉えた画像にグラフィック表現を重ねた。会場には「歯間ブラシ中」「虫歯前夜」など、口内の状況をミュージカル風に伝えるポップな作品9点が並ぶ。
会場では関連イベントとして11月15日、アートディレクターの長嶋りかこさんと大島さんが登壇するトークショーを開催(19時10分~20時40分)。入場無料、参加には電話予約が必要。
開催時間は11時~19時。日曜・祝日休館。入場無料。今月22日まで。