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銀座の路地裏にNY風レストラン-渡米経て独立、接客に注力

三原通りにつながる袋小路の一角に構える「GRAMERCY TABLE」外観

三原通りにつながる袋小路の一角に構える「GRAMERCY TABLE」外観

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 銀座の路地裏に10月29日、現地で修業を積んだオーナーが手掛けるNYスタイルのレストラン「GRAMERCY TABLE(グラマシーテーブル)」(中央区銀座5、TEL 03-6228-5537)がオープンした。

中央に大きなテーブルを配したオープンキッチンスタイルの店内

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 オーナーの神谷和誠さんは、レストランのサービス係として料理の世界に入り約18年。外国人客への対応や反応などをきっかけに「接客の大切さ」を知ったと言い、「言葉の習得を含めて経験を積みたい」と発起しニューヨークへ。2005年から3年半の渡米を経て、帰国後は恵比寿の飲食店でマネジャーを務めた。同店出店で念願の独立を果たした。

 場所は三原通りにつながり、老舗中華料理店「中華三原」が構える袋小路の奥。「ニューヨークの匂いを出したい」と、ロゴや内装などは渡米中に出会った友人の協力を得てデザイン。ホール中央に2.5メートル×1.2メートルの大型テーブルを置き、テーブルを囲むように椅子を並べ、「みんなでテーブルを囲んでいるような雰囲気」を演出する。店舗面積は10坪で、他のテーブル席を含めて席数は20席。

 料理のメニューはニューヨークで世話になったという「モリーおばあちゃん」の家庭料理をアレンジした「子羊のロースト モリーおばあちゃんのコーヒーグレービーソースで」(2,600円)、粉とチーズだけで作る「裸のニョッキ『ヌディ』 セージバターソース」(1,400円)などフレンチをベースに展開。その日に仕入れた魚から味付けや調理法など指定できるサービスなども行う(1,900円~)。

 ドリンクメニューでは常時約80種のボトルワイン(3,000円~)を用意。グラスワインは650円~。そのほか、「ニューヨークで一番おいしかったコーヒー」として、「Joe the Art of Coffee」のシングルオリジン豆をオーナーから直接仕入れ、2杯1,300円で提供する。同コーヒーが現在日本で味わえるのは同店のみ。

 客単価は5,000円。「前職の顧客や友人などからお客さんが徐々に広がり、現在7~8割が常連さん」と神谷さん。「わざわざこの場所に集まってきてくれた人たちを大切に、お客さんの状況や食事の流れを先読みした臨機応変な接客を心掛けながら、徐々に思いを伝えていければ」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分、18時~23時30分。日曜・祝日定休(ランチは土曜も定休)。

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