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東銀座の路地にビストロ「スモールワンダーランド」-34歳のシェフが独立

シェフの堀宏至さんが独立後初めて手掛けるビストロ「スモールワンダーランド」

シェフの堀宏至さんが独立後初めて手掛けるビストロ「スモールワンダーランド」

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 建て替え工事中の歌舞伎座そばに11月21日、34歳のシェフが独立出店したビストロ「small wonderland(スモールワンダーランド)」(中央区銀座4、TEL 03-3547-3805)がオープンした。

路地に店舗を構える一軒家ビストロ「スモールワンダーランド」

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 オーナーシェフは、1977(昭和52)年東京生まれの堀宏至さん。そば店を営む実家に育ち、料理専門学校を卒業後にフレンチレストランに就職。フレンチの「おいしさ、面白さ」を知って渡仏し、現地のレストランで6年間修業を積んだ。帰国後は今年初登場でミシュラン1つ星を獲得した「レヴェランス」、2つ星の「エディション・コウジ・シモムラ」(以上、港区)などで働き、34歳を迎えた今年、「いつかは自分の店を」という夢をかなえた。

 場所は、現在建て替え工事が進む歌舞伎座と木挽町病院との間の路地沿い。もともと中華料理店があった2階建ての一軒家で、隣には歌舞伎座の敷地内で営業した「歌舞伎そば」が移転営業している。

 赤いテントと木目のファサードが特徴。1階はカウンター7席のオープンキッチンで、2階にはテーブル席20席を用意する。内装は白壁と木目を基調にし、トーンの異なる茶色をストライプ状に組み合わせたカウンターや、フランスで仲良くなったという日本人アーティストによる絵などで「ライトで若い感じ」を演出した。店舗面積は1階・2階合わせて18坪。

 「これまで培った火の入れ方、味付けなどへのこだわりを生かしながら、カジュアルな感覚で来てもらえるビストロ」がコンセプト。料理はアラカルトスタイルで提供。カルガモやハトやライチョウなどのジビエ料理を充実させ、フレンチの技術で仕上げたハンバーグを手作りパンに挟んだハンバーガーも。コースメニューは用意していないが、「お客さんと仲良くなって、その人の要望や好みに合わせたコース料理を作っていきたい」と堀さん。

 ボトルワインはイタリア、フランス産を中心に常時40~50種を用意(1本4,500円~)。グラスワインは赤・白各4~5種を600円から提供する。生ビールは1杯500円。

 客単価は4000~5000円で、ターゲットは「近所に住んでいる人」。堀さんは「自宅が近く、知り合いも飲みに行く場所もこの辺りが多いので、この場所を選んだ。5年、10年と長く続けて、地元に住んでいる人たちに通ってもらい、一緒に時間を過ごせるような、長く愛される店にしていきたい」と話す。

 営業時間は18時~23時(日曜は12時~21時)。水曜定休。

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