メゾンエルメス(中央区銀座5)10階の予約制ミニシアター「ル・ステュディオ」(TEL 03-3569-3300)で2月より、長距離走を通して一人の人間の孤独と抗争を描いたイギリス映画「長距離ランナーの孤独」が上映されている。
同シアターでは、エルメスの年間テーマに基づいた独自のプログラムを月替わりで上映。今年は「スポーツは素敵!」をテーマに選び、1月にはフランスの騎手養成学校を舞台にしたドキュメンタリー「ジョッキーを夢見る子供たち」を紹介した。「エルメスの原点である『馬』を取り囲む人々を題材にした映画として、お客さまからも好評だった」と広報担当者。
今月スタートしたのは、「トム・ジョーンズの華麗な冒険」のトリー・ニチャードソン監督作「長距離ランナーの孤独」。感化院に送られた非行少年が、院内で長距離ランナーという隠れた才能を開花させる同作。がんに倒れる父、浮気を重ねる母の元で育った少年が、抗争と孤独を抱えて長距離走に挑む。1963年英国アカデミー賞新人賞受賞作。
予約は電話かオンラインで受け付ける。上映時間は11時~、14時~、17時~(土曜・日曜・祝日のみ)。同28日まで。