閉館まで残り2カ月となったホテル西洋 銀座(中央区銀座1)は、4月1日から同ホテルで最も人気のある生ケーキで「モンブラン」の特大版「モンブラン パーティー」の限定販売を始めた。
「モンブラン パーティー」は重さ2キロ、直径22センチ、高さ21センチで約20人分のボリューム。表面にはフランス産マロンのペースト2種類を混ぜたマロンクリーム、中には乳脂肪分の高い生クリームを使ったクレームシャンティ(泡だてた生クリームに砂糖を加えたもの)、カスタードクリームに生クリームを加えたクレームレジェ、砕いたマロン、アーモンドビスキュイ(スポンジ生地)などを使い、滑らかな食感、舌触り、香りの良さなどを楽しんでもらえるように作ったという。
同ホテル最後のシェフパティシェとなる浦野義也さんは、「『モンブラン』は過去3代のシェフパティシェの間でレシピを全く変えずに受け継がれてきたスイーツで、最後の代となった私も本当によくできたおいしいケーキだと思う」と語り、「全てのおいしい食材にこだわり、バランスも秀逸な自慢の『モンブラン』を最後の2カ月間、大型サイズで1人でも多くのお客様に楽しんでいただきたい」と意欲を燃やす。
「モンブラン パーティー」は4月1日~5月31日の11時~19時に、西洋 銀座地下1階「ケーキショップ」で販売。価格は1万500円で、購入には 4日前までの予約が必要。
同ホテルではほかにも、浦野シェフパティシェが手掛けた歴代スイーツの中で最も人気が高かった生ケーキ6種を一度に楽しめるホールケーキ「アンコール」や、同じく人気の高かったマカロン6種を詰め合わせた「銀座マカロン物語」を限定販売するなど、閉館に向けてさまざまな企画を展開していく。