フランスのIT周辺機器メーカー「オリー」は6月29日から、東銀座のサービスオフィス「LEAGUE(リーグ)」(中央区銀座3)5階に、タブレット、パソコン用の木製キーボード「オリーボード」のポップアップストアをオープンする。
オリーCEOのジュリアン・サラナーブさんとデザイナーのフランク・フォンタナさん
同製品は、「コンパニョン」と呼ばれる「職工ギルト」の称号を持った職人によって、南仏の工房で手作りで作られる一枚板の木製キーボード。日本では初のリアル店舗での販売となる。
同社広報担当者は「日本とフランスの共通点は『素晴らしい伝統工芸技術』と『良いものを長く使うという習慣』があること。同じ伝統と考え方を持った日本市場ではオリーの製品に対する姿勢が受け入れられると判断し、ポップアップストアをオープンすることにした」と話す。
素材をクルミ、カエデから選択できる「オリーボード」は2万円。国別やOS別のレイアウト、キーフォントの選択、カスタム刻印(文字やオリジナルイラスト)などのカスタマイズができる。オンラインでの注文では商品が届くまでに5~6週間が必要なところを、同ストアでは最短30分で商品を引き渡す。
「木材製品が好きな方、IT製品やインテリアなどのモノに対するこだわりを持っている方、ナチュラルエコ志向の方などが主なターゲット」(同社広報)。ストアは同社のデザイナー、フランク・フォンタナさんによる設計で、南仏の田舎町にある工房のゆったりした雰囲気をイメージしたという。
ポップアップストアのオープンに先立って来日した同社CEOのジュリアン・サラナーブさんは「この機会に日本のユーザーに当社のキーボードに実際に触れてもらうことで、フランスの職人の仕事の素晴らしさを実感していただければ」と話す。
営業時間は10時~20時(土曜・日曜は18時まで)。7月7日まで。